2007年2月15日 (木)

リアル

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バスケットボール漫画『SLAM DUNK』の作者でおなじみの井上雄彦が描くもうひとつのバスケットボール漫画『リアル』。

 

連載開始間もない頃、知人から薦められていたものの「スラムダンク」の二番煎じという先入観を持っていたので、なかなか読む気になれずにいた。
しかし、実際に読んでみるとそれは全くの思い込みであった。
「リアル」は「スラムダンク」の二番煎じなどでは決してなく、また単なるスポーツ漫画でもない。

最近、単行本を買ってまで読みたいと思う漫画などほとんど無くなったが、この作品は一回読んで終わりというような単純な物語ではない。
障害者スポーツである<車いすバスケットボール>を題材にしているため、作品には多くの障害者が登場する。
難しいテーマであり、一つ間違えれば読み手に誤解や偏見を与えかねない。
しかし、作品で描かれている世界は、虚構とは思えないほど現実味を帯びており、誤解や偏見が生まれる余地など感じられない。

厳しい社会の中で人間が直面する数々の苦悩の感情を疑似体験でき、それを乗り越えていくための貴重な考え方がいくつも含まれているのである。
もはやコミックという娯楽の範疇を超えた人生哲学書と言っても過言ではない。

リアルに登場する主人公は3人。

Dsc00320_1  ◇高橋久信
西高バスケ部キャプテン。何をやってもトップクラス。いつも取り巻き達を引き連れ、努力する人間をあざ笑っていたが、交通事故に遭い脊髄損傷のため下半身麻痺という障害を背負ってしまう。

 

Dsc00297 ◇戸川清春
中学陸上界短距離走のスーパースター。病気で片足を切断し、一時は絶望の底に突き落とされながらも、車いすバスケットボールと出会い情熱を取り戻す。

 

Dsc00307 ◇野宮朋美
西高バスケ部員。高橋とは犬猿の仲。
ある日、ナンパした女をバイク事故に遭わせ、障害を負わせてしまったことで、自分自身の人生までメチャクチャに狂わせてしまう。

 

3者それぞれの視点からバスケ・車いすバスケ・障害との関わり方、そして心の変化や成長を描いている。

中でも「野宮」というキャラクターには非常に大きな感銘を受けた。
バイク事故で他人に障害を負わせてしまってから、高校中退、バスケも辞め、仕事も見つからない日々が続く。
Dsc00310 何を目指していいのかも分からない失意の生活から抜け出そうと、野宮が自分の生きる道を模索する中で発する言葉は、下手な人生哲学書や自己啓発本なんかを読むよりも、ずっと説得力がある。

「リアル」は週刊ヤングジャンプで不定期連載のため、単行本は年に1巻しか発売されない。

1999年連載開始以降、現在6巻まで刊行。
高橋は、障害を受け入れる事が出来ず、未だ自暴自棄の日々から抜け出せていない。
戸川が所属する車いすバスケのチームは、ようやく目標に向けてメンバーが一丸となってきた。
相変わらず何を目指していいのか分からない野宮は、今を生きる事で自分の道を進む。

まだまだストーリーは序盤といった感じで、これからの3人の展開が興味深い。
最終回まで20年以上はかかりそうだ。井上氏はこの作品の執筆をライフワークとするつもりなのか?
ヤンジャンが廃刊になったらどーすんだろ?
7巻は今年秋発売予定。
7巻を読んだときに相変わらず同じような感動をしているようでは、自分自身何も学んでいない事になる。

今よりもマシな人間になっていたい。

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2007年1月21日 (日)

発動!ハリウッド実写版『ドラゴンボール』

ドラゴンボールがハリウッドで映画化されるという話が持ち上がってから、もう5年近く具体化されずにいる。

ネット上では、もしもドラゴンボールが実写化された場合、キャストを個人個人が思うがままに予想するというサイトが、いくつか存在する。ちょっと面白そうなので、自分でもテキトーに予想してみました。

  

  

題名『ドラゴンボールZ』

第753話:オラたまげたぞ!!!全宇宙の支配者フリーザ出現!!!

監督ステーブン・シュピルバーグ

 

キャスト 

■カカロット役

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ミノワマン

経歴等:漫画「キン肉マン」に影響を受けプロレスラーになる。実力・人気・ショーマンシップ性の3拍子を兼ね備えた本能のリアルプロレスラー。ウィキペディア百科事典によれば、トレーニングの一環として、飛行中のジャンボジェット機を走って追いかけてみたり、試合中、対戦相手に対して「俺がプロレスラーだ!!」と叫んだり、退場時に観客にいきなり「リアルプロレス知ってるか?」と質問を投げかけたり、はたまたインタビューでは「趣味は修行!!」などと答えるなど、どこの国へ行ってもクレイジー野郎と呼ばれる。しかしその不思議な言動と行動はカカロットにうってつけである。

 

 

■べジータ役

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浜ちゃん

経歴等:お笑いコンビ・ダウンタウンのツッコミ担当。一度怒らせたら偉い先輩芸人だろうが、経験の少ない若手芸人だろうが一切容赦はしない性格。かつてココリコの田中氏を本気で泣かした徹底振りは、戦闘民族サイヤ人・べジータ役にもってこいだ!

 

 

■ピッコロ大魔王役

School08 小沢仁志

経歴等:原作ではこのピッコロ大魔王の出現以降は、更に強いキャラをひたすら登場させ続けなくてはならなくなる。そのことは作者の鳥山明自身をもさんざん苦しめた。そんな強さのインフレ現象という異常事態を招いたきっかけとなったピッコロ大魔王役には、強烈なインパクトを持った小沢仁志、この人を置いては他に見当たらない。

    

    

■神様役

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エンペラー吉田

経歴等:80年代に突如現れ、世間の注目を浴びたお茶の間の人気者。座右の銘「えらぐなぐともただすくいぎる!これがわたすのすんねんだす!・・・カポッ。」は当時迷える多くの少年少女を救った名言!エンペラーの名をほしいままにしたこのスーパージィこそ神様のハマリ役と言える。

 

 

■ミスター・ポポ役

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ゾマホン・ルフィン

経歴等:アフリカはベナン出身。世界のあらゆる国と地域で生活した経験を持ち、数ヶ国語を操るインテリ。稼いだ金のほとんどを自国の小学校設立のための資金に充てるなど、その崇高な精神は神様の付き人として何の不足も無い。神殿にこいつが加わりゃあもう怖いもの無し!現在はたけし軍団の一員として芸能界でも活躍中。映画「TAKESHIS’」にも出演。

 

 

■ブルマ役

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青木さやか

経歴等:ピンで活動するお笑い芸人。亀仙人のぱふぱふの依頼を恫喝と張り手で一蹴できる人物は、このぶち切れ女芸人意外見当たらない。

 

 

■亀仙人(無天老師)役

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吉田十三(トオゾウ)・2役

経歴等:テリー伊藤に見出され「天才・たけしの元気が出るテレビ」で大活躍!正月の特番で共演の高田純次に「それではカメラに向かって新年の挨拶をどうぞ!」と言われ、何の躊躇もせず「偉くなくとも正しく生きる!これが私の信念です!」と言った度胸はホンモノ。ぶるぶる震えるトコロを指摘なんぞしやがったらカメハメ派で玄界灘の向こうまでフッ飛ばしてくれるわぃ!

 

 

■鶴仙人役

0a8c0085s_1 ジェット浪越

経歴等:亀仙人がエンペラーなら鶴仙人はこの人しかいない!かつてエンペラーとはジェットコースターで度胸試し対決をしている。そのときはぶるぶる震えたエンペラーに対し、終始余裕の浪越の圧勝!今回もはたして勝利なるか?弟子の天津飯と弟の桃白白役には、指圧センターの生徒でもテキトーに連れてきてくれればよし。

 

 

■餃子(チャオズ)役

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バカ殿

「正直、これほどの大物を餃子役ごときで出演してもらうように交渉するのは、至難の業でした。日本の皆様の期待を裏切らないように素晴らしい映画を作りたいと思います。」シュピルバーグ談

 

 

■カリン様役

061208_173301 そこらへんにいた猫

経歴等:これをただの猫と思ってはいけない。なんと木の上で飲まず食わず数日間も過ごしたミラクルキャットなのである。寒さのあまり鼻が垂れているが、その正体は仙猫である。木の上での数日間、実は仙豆を食べて過ごしていた事を知っている人間は皆無であろう。

   

    

■ヤジロベー役

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極楽とんぼ山本

経歴等:芸能人の不始末は芸能の世界でしか返せない。ヤジロベー役で芸能界復帰なるか?

 

 

■フリーザ役

Photo_5 謎のジャパニーズ・サムライ

経歴等:はっきり言ってこれほど紫あたまの似合う人物は、どこを探しても絶対に見つからないと思われる。この眼光!この眉間のしわ!極めつけは今にも一般市民を震撼させるような言葉を吐き出しそうな唇!フリーザ役として、どれをとっても文句の付け所が無い!彼が一体何者なのか?私は知らないが、近い将来、彼は世間の注目の的となるに違いない!!!

 

 

20XX年夏・世界17カ国同時上映!!!

製作:ハリウッドの製作会社

協力:たけのこプロ

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2006年12月 8日 (金)

我が購買活動に一片の悔いなし

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  ■「ケンシロウは洋服何枚持ってるんですかぁ?」と質問してきた小学生に「何枚とかじゃなくてね、あれは怒りの象徴として見てほしいんだよ」と小学生にはちょっと難しい表現でお答えする原哲夫先生
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■「僕、死兆星が見えるんですけど、死んじゃうんですか?」と聞いてきた少年に対して、やれやれという感じで対応する『集英社の職員』
 


今年3月に劇場公開された「真救世主伝説 北斗の拳」のDVDがいつの間にか発売されていた。
劇場で鑑賞済みだったが、北斗ファンとしては是非とも手元に残しておきたい作品なので、石丸電気のポイントをすべて使い切って購入した。

やはり劇場で観た作品をDVDで見直すと声・音・映像など、迫力は劇場の10分の1にも満たないチンケなシモロノに感じて「何だかなー」という感想を抱いた。

「真救世主伝説北斗の拳」は全5部作、次回第2弾は「ユリア伝」ということだが、 自分は、発表当初5部作はすべてラオウ主体の『ラオウ伝○○の章』というかたちで製作されるものかと思っていた。
ユリア伝ではシン、レイ、ジャギ、南斗五車星まで登場するみたいだ。
しかし本編はたったの60分!!!
60分という短い時間で、シンから五車星に至るまでの壮大な物語が、まとまる訳が無い。
数々の名場面をカットして駆け足で物語が進行してくだけの予感がする。
ラオウ伝で、サウザーと師オウガイの話があっさりカットされ、上映終了後に呆気にとられた記憶がトラウマとなってるため、次回作以降の完成度が心配である。

レイが登場するなら『拳王VSレイ』は必須だが、ユリアとはあまり関係ないからカットされそうだ。

 

ところで作者である原哲夫は、20代の頃から失明の危機にあったようだ。

現在は右目はもうほとんど見えない状態にあり、コミックバンチで連載中の「蒼天の拳」は左目で執筆中とのこと。
しかし、今やその左目すら失明するまで時間の問題らしい。
漫画を描くという目を酷使する行為が、状況の悪化をさらに加速させるにも関わらず執筆を辞める気配はない。
自身が云うには、『自分は言葉で物事を表現するのは苦手だが、絵だとそれが出来る。』

だから失明の危機にあっても執筆を辞める事はしたくないというのだ。

 
将来の生活のことを考えたら、今は治療に専念したほうが良い気はするが・・・。

どれだけ知名度があるか知らないが、 掲載していた雑誌が廃刊となりやむなく終了してしまった作品『公権力横領捜査官中坊林太郎』をどこかで復活させてほしいのだが、
原哲夫が完全に失明してしまったら、かなわぬ夢となってしまうのだろう。

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